みなさんこんにちは、パニック障害歴もうすぐ15年のにゃはっぴーです。
春ですね。
春は『木の芽時』といって昔から精神疾患の症状がひどくなると言われています。
もちろんパニック発作も例外ではなく「春だからパニック発作が出た」や「木の芽時だからパニック発作に気を付けよう」などと言ったりしますが、果たしてそれは本当なのでしょうか?根拠はあるのでしょうか?
今回はそんな「木の芽時」にパニック発作が起きやすいという根拠について調べましたので書いていきます。
それと木の芽時にパニック発作を起こしやすい理由について主治医に効いたらものすごく怒られたエピソードも紹介しますのでよかったら読んでみてください。
そもそも木の芽時とは?
木の芽時・・・樹々が新芽を吹くころ。早春。
引用:goo辞書
木の芽時とは早春の新芽が出始める時期のことを言います。
木の芽時には精神的に不安定になる?
昔から木の芽時には精神が不安定になると言われています。そのためパニック発作や鬱などの精神疾患の症状がひどくなる時期だともいわれています。
わたし自身今回調べてわかったことなのですが、木の芽時に体や心の調子が悪くなると言われていることには何一つ根拠がありませんでした。
木の芽時にパニック障害などの症状が現れる原因を強いてあげるとすれば・・・
- 春は冬眠から覚める時期なので体が完全に覚めていない
- 春は中国の五行でいうと『肝』なので感情などが不安定になりやすい
- 春は寒暖差が激しいので体が追い付いて行かない
- 就職、進学などで環境が変化する
などですがコレが原因というものはありませんでした。
わたしはパニック発作と木の芽時の因果関係がわからなかったので、主治医に聞いてみることにしました。
木の芽時とパニック発作について主治医に聞いたらメッチャ怒られた
わたしは14年間月に一度通院しているのですが、その際に主治医に木の芽時とパニック発作について原因があるのかどうか聞いてみました。
主治医「最近、調子はどうですか?」
私「木の芽時だから、今日も心がグラグラして不安になって電車に乗れませんでした。」
私「木の芽時だから私は不安になっているんですよね、木の芽時だから・・・」
主治医「にゃはっぴーさん、その考えは違いますよ!!パニック障害はそんな簡単な病気じゃありません!!」
わたしと主治医は約14年の付き合いですがこんなに語気を荒げた先生を見たのは初めてでした。
主治医「よく患者さんが寝不足だからパニック発作が出たとか、疲れてたからパニック発作が出たとか、お酒を飲みすぎてパニック発作が出た、なんて言います。」
「にゃはっぴーさんもそうですよね、木の芽時だからパニック発作が出たと言っている」
「でもね、パニック発作を起こす原因にコレというものはないんですよ。あれば私も苦労しません」
「パニック発作が起こる原因は一つではなくて複数あるんです。でも、パニック障害の患者さんは原因は一つだと思いやすいんです。そのほうが気持ちが楽ですからね。」
そのあと主治医との話は続いたのですが、まとめると以下のようになりました。
- パニック発作がひどくなる原因は一つではない
- 木の芽時はパニック発作がひどくなる要因の一つ
- 私も含めパニック障害の患者さんはパニック発作の原因は一つだと思いがち
まとめ:木の芽時はパニック発作がひどくなる要因の一つに過ぎない
今回は木の芽時とパニック発作がひどくなる因果関係について調べてみました。
病歴の長さは関係なくパニック障害を患っていると原因を特定したいですよね。
「コレさえ無くなればパニック発作から解放される」
そう思いたい。わたしはその想いから原因を一つに絞ろうとしていましたし、妻や周りの人にもそう説明してきました。
でも違うんですね。色々なことが絡み合ってパニック発作が起きる。
わたしはパニック障害になってもうすぐ15年になろうとしているのに、今回のようにまだわかっていないことがありました。
やはり一筋縄ではいきませんね。
不安であり若干楽しみでもあったりします。
いずれにしても「あ、今日は調子悪いな」と思ったら季節は関係なく無理しないことが大事ですね。
今日の記事でパニック障害で悩まれている方が少しでも楽になれば、少しでもお役に立てれば幸いです。
にゃはっぴーでした。
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