みなさんこんにちは。久しぶりの更新になってしまいましたパニック障害歴15年のにゃはっぴーです。
実は最近、パニック発作に対する予期不安のために電車に乗れなくなったばかりか、自転車にも乗れなくなっていましたが、克服できましたのでその方法をシェアしたいと思います。
自転車の運転中に予期不安が襲ってきたときに私が行った対処法
自転車の運転中に予期不安が襲ってきたときの対処法、それは・・・・自転車の前タイヤしか見ないです。
危険な方法ですが、これはかなり効果がありました。
ここからは、パニック障害でも自転車に乗れていたのになぜ突然乗れなくなってしまったか、どういう経緯で予期不安が襲ってきたか、どのようにして対処法が閃いたかを書いていきます。
パニック障害の予期不安で自転車に乗れなくなった経緯
以前は、車の運転や電車をある程度は克服できていたのですが、最近では復活した予期不安にかなり悩まされていました。
というのも、以前のブログでも書きましたが、妻の仕事の都合で便利な街に引っ越したことと財政難もあって車を売却してからというもの、車移動は一切無くなり電車も使わない生活になっていたのです。
※以前のブログはコチラ(車を運転する前からパニック発作が出た)
月一回の病院に行くときだけ自転車を利用(約20分)していたのですが、遠出する際はバスを利用していました。(なぜかバスだけは大丈夫なんです)
今回、父親が入院・手術することになったのですが、その病院がバスで行けない所なのです。
まぁ、正確に言えばバスを3回乗り継げば行ける場所なのですが、運賃だけで1,000円以上かかってしまいますし、移動時間も2時間を超えてしまいます。
そこで私が選択した移動方法が、自転車。
自宅から病院まで自転車で50分。移動費用はタダです。貧乏な私にとっては非常に賢い選択です。ていうか、それ以外の移動手段は考えられません。
自動車でも苦手だったバイパスの歩道で強烈な予期不安が発生
自宅から病院に行くのにバイパスの歩道を通らなければ行けなかったのですが、その道は車を運転していた時でもすごく苦手な道でした。理由は明らかで、万が一パニック発作が出ても逃げ道がないからです。
大汗をかきながら急な坂道を上り、あとはバイパスの橋を600メートル下るだけ。
その時です。急に「橋の上でパニック発作が起きたらどうしよう」、「バイパスだから反対の道に渡って逃げることが出来ない」、「けっこう自転車も通ってるから、途中で止まったら他の人に迷惑がかかるし、恥ずかしい」という感情に襲われました。
目の前をまっすぐ伸びている道が地獄ロードにしか思えません。通りたくない!!
しかし、引き返していたら父の病院に間に合いませんし、手術の同意書を書かないといけないので、行けませんという選択肢もない。
どうしようか悩んだあげく、以前私が実行して効果のあった「○○はいま不安に思ってる」という言葉を叫びながら何とか乗り切りました。
ゴールするころには「バイパスを渡れた」という嬉しい感情より「疲れた、明日からどうしよう」という絶望的な感情しか湧いてきませんでした。
偶然にもバイパスで予期不安を起こす原因が分かった
バイパスで強烈な予期不安に襲われた次の日。父親の手術当日です。
病院からは午前9時には来てくださいと言われていました。朝6時に起きて病院に行く準備をして・・・ヤバイ、この時点から不安が高まります。できる事なら家から出たくない、病院にも行きたくないという気分です。
それに反して妻や子供からは「お父さんそろそろ出ないと間に合わないよ」という言葉。発作は出ていないものの、心の中はパニック状態です。
意を決して自転車に乗り病院に向かいました。ペダルを漕ぐ度に近づいてくる苦手なバイパス。きのう強烈な予期不安に襲われたバイパス直線600メートル。
取り合えず昨日予期不安に襲われた場所に到着しました。心の中は「どうしよう、どうしよう」という感情で一杯です。
いっそ目を閉じて自転車を運転できれば、600メートルの直線なんか気にならないのではないか、しかしそれは不可能。
そこで私、予期不安の原因に気づいちゃいました。見えるから不安になる事に。見えなければ、先の道に逃げる場所がないなんて分からない。
という事で、自転車の回っている前輪に集中して淡々と漕ぎました。
するとあら不思議、あんなに長く不安に感じていた600メートルがあっという間にすぎました。
あ、車を運転している最中にバイパスに入った瞬間に感じてた不安もこれだったんだ。逃げ道のない先が見えるから不安になる、赤に変わる信号が見えるから信号待ちの時に予期不安になりやすいのだと。
危険度ＭＡＸですが、先が見えていないとパニック障害の不安に襲われることはないという事です。
※これはあくまで自分の場合ですので、人によっては先の見えないカーブが苦手という方もいらっしゃるとは思います。
ですので、自転車に乗っていて予期不安に悩まされている方は、そういったことが理由な場合もあります。
パニック障害で生きていくのは失敗と成功の連続
3，4年前の私は、ソラナックスとパキシルを服用していたものの、車の運転も出来て電車にも乗ることが出来ていました。
仕事も充実し子育てもひと段落。調子に乗ってマイホームの購入も考えていました。
それが今となっては仕事はリストラ、借金まみれ、電車にも乗ることが出来ませんし、車の運転も出来なくなってしまいました。
でもパニック障害に関係なく人生なんてそんなもんだと思います。良いこともあれば悪いこともあるし、成功したと思った途端に失敗することもあるし。
今回は自転車に乗っていた時の予期不安の対処法を紹介しましたが、これからもパニック障害者なりの成功談・失敗談を当ブログに書いていきます。
当ブログが、パニック障害で苦しんでおられる方や、そのご家族の少しでも助けになれば幸いです。
にゃはっぴーでした。
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