こんにちは、パニック障害歴14年のにゃはっぴーです。
今回は私の経験をもとにパニック障害の減薬について書いていこうと思います。
私が飲んでいる薬
私が飲んでいる薬はパキシル(20㎎)とガスター(10㎎)を一日一回服用しています。
それと頓服でソラナックス(0.4㎎)が処方されています。
パキシルとガスターについてはジェネリックがあるのでそちらにしています。(パロキセチンとファモチジンという名前です)
ソラナックスもジェネリックがあるのですが、以前に試した時に体に発疹が出たのでジェネリックにはしていません。(発疹は薬のせいではなく偶然かもしれませんが・・・)
ソラナックスは家にいる時で1日1錠~2錠、出かけている時で3錠~4錠です。
自分がソラナックスを服用するタイミングは朝起きた時、乗り物に乗る前、誰かと会う前など、その時はまだ不安が襲ってきていない時に服用します。
ある意味、ソラナックス依存症かもしれません。(そこまで気にしていませんが・・・)
減薬することになった経緯
今からちょうど2年前、10年以上務めた会社で私に対するパワハラが始まりました。
挨拶してもみんな無視、会議には自分だけ出席しなくていいと言われ、挙句の果てには「仕事をしないでいいから会社の外を掃除しろ」と社長に言われて一日中掃除をしていました。
当時のうちの会社の周りはどこよりもキレイだったと思います。
そんなパワハラが1年間続き、去年の7月に突如として私が躁病だと言われ始めました。
「にゃはっぴーはテンションが異常に高い」、「にゃはっぴーは人の話を聞いてない」、「にゃはっぴーはいつもスキップしてる」、「なんか怖い」
など、社員みんなが言っています。
正確に言うと社長が「社員全員が言っている」と私に言ってきました。
話し合いの結果、社長の見立てでは私の飲んでいるパニック障害の薬が原因ではないかという事になり、一緒に病院に行くことになりました。(この時点でかなりヤバい)
医師に詰め寄る社長
社長と毎月通院している精神病院に行き主治医と面談しました。
以下、実際にあったことを会話形式で書きます。
社長「にゃはっぴー君の様子がおかしいんです」
医師「おかしいとはどのように?」
社長「いつもウキウキしていて仕事が手についていないんです」
主治医がカルテをペラペラめくりながら
医師「にゃはっぴーさんとは毎月お会いしていますがそのような傾向はありませんが・・・」
社長「仕事中はウキウキしてるんです。うちの会社は重機を扱うので何かあってからでは遅いんです。もし先生が大丈夫(躁病ではない)というなら、保証書を書いてください」
(私は家電ではありません)
医師「医師はそのような書類は書けません」
社長「ではパニック障害の薬を止めさせてください」
(な、なにを勝手に・・・)
医師「にゃはっぴーさんどうします?仕事を続けるには減薬するしかなさそうだけど、無理はしないほうがいいと思う」
社長「薬を減らすことくらいできるよな!!」
こうなっては『はい』というしかありませんでした。
薬の量を半分にした結果
あとで主治医から聞いたのですが、普通くすりの減量というのは私の場合パキシル(20㎎)→15㎎→1~2週間→10㎎→2~4週間→5㎎→2~4週間→終わり、くらいのスケジュールで行うらしいです。
ですが、社長がせかしたので20㎎から10㎎にしました。
パニック障害や向精神薬の知識がある程度ある方なら結果がどうなったか予想はつくと思いますが・・・・まぁその通りです。
まず、パニック発作が頻発するようになりました。
次に寝ている時にいきなりパニック発作が起きるようになりました。
通勤の車に乗ることが出来なくなりました。
死ぬことを考える時間が増えました。
会社の屋上から飛び降りることだけを考えていました。
14年前に初めてパニック障害と診断された時よりも症状が強く出ました。
もう限界だったので社長に薬を元の量に戻したいと相談した結果、解雇になりました。
余談ですが私の前に辞めた人はアルツハイマーの疑いでクビになりました。
零細企業は何でもありですね。
まとめというかその後
会社を解雇になり薬の量も元に戻しました。
しかし、体調はすぐには戻りません。
生まれて初めてリストラされたショックもあるとは思いますが、体調が回復するのに6ヵ月かかりました。
無理な減薬をした期間が1ヵ月、元に戻るのに半年。
6倍の時間がかかっています。
解雇という事もあってか、積み立てもしていないのに退職金+αもらえましたし、失業保険も待期期間なしでもらえました。
しかし命はひとつです。
無理な減薬によってその大事な命を危うく無駄にしてしまうところでした。
減薬&リストラされて1年が経とうとしていますが本当に生きていてよかったと思っています。
私もいつかまた減薬するとは思いますが、その際は『自分の意志で無理なく減薬したいと思います。』
私の経験が少しでもこのサイトを見ていただいた方のお役に立てれば幸いです。
にゃはっぴーでした。
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