みなさんこんにちは、パニック障害歴14年のにゃはっぴーです。
パニック障害になると治療を通して色々な方と知り合うことになると思いますが、その際に知っておいて欲しい、注意して欲しいことがいくつかあります。
今回は私の14年の経験をもとにそのことについて書いていこうと思います。
パニック障害の治療を手助けしてくれる人たち
パニック障害になり治療を始めると様々な資格(肩書)を持った人たちと出会う事になります。
自分と合う人を見つけるのは本当に難しいですよね。
精神科医
大学の医学部(6年制)を卒業し、医師国家試験に合格した後、臨床研修医として2年間勤務した後に精神科医になることが出来ます。
医学部在学中や研修医の時に各科を経験しますので、精神科以外の知識や医療行為を行う事が出来ます。
精神科に3年以上勤務を含めて5年以上の臨床経験を有する精神科医が特定の試験を受けて合格すると精神保健指定医になることができます。
同じ受験資格に精神科専門医があります。
当たり前ですが国家資格です。
臨床心理士
日本臨床心理士資格認定協会が指定する大学院を卒業し臨床心理士試験に合格した人。
カウンセリングの専門家。スクールカウンセラーなども臨床心理士です。
例えば4年制大学(学部はどこでも可)を卒業し、協会の指定する心理専攻の大学院を卒業すれば臨床心理士になれます。
指定された通信制の大学院(心理専攻)でも大丈夫なのですが、放送大学でも修士課程の合格率は6%前後しかありません。通信制の場合は卒業後1年以上の実務経験がないと臨床心理士の受験資格はありません。
臨床心理士は民間の資格ですが、国家資格と同等の扱いを受けています。
ソーシャルワーカー
一般的には精神保健福祉士や社会保険福祉士のことです。
パニック障害や統合失調症などになり、社会生活もままならなくなった際に相談に乗ってくれる人です。
何でも相談屋といったところです。(家族の相談にも乗ってくれます。)
私の場合、主治医と同じくらいお世話になってます。
実はソーシャルワーカーの試験などはありません。
「私はソーシャルワーカーです。」といえば今日からソーシャルワーカーです。
カウンセラー
臨床心理士と同じようにカウンセリングをしている人です。
ユーキャンなどで講座はあります。
受講しなくても問題はないので、料理研究家などと同じで名乗ったもん勝ちです。
誰と付き合うかはあなた次第
医師、臨床心理士、ソーシャルワーカー、カウンセラーとあなたがパニック障害を克服(?)することを手伝ってくれる人たちを紹介しました。
誰を選び誰と付き合うかあなた次第です。
良い医師もいれば、やぶ医者もいます。
患者に対して熱心な臨床心理士もいれば、いい加減な臨床心理士もいます。
無知なソーシャルワーカーもいれば、知識の豊富なソーシャルワーカーもいます。
心地のいいカウンセラーもいれば、不快になるカウンセラーもいます。
あなたに覚えておいて欲しいのは、あなたにとっていいと思う人を選ぶことです。
医師や病院などの評判や口コミを参考にするのではなく、あなたにとって最良を選ぶことです。
いくら口コミサイトなどで評価が高くてもあなたに合わなければ何の意味もありません。
ある意味男女の関係に似てると思います。いくら美男美女でも自分のタイプではないってことがありますよね。
その感覚と同じです。
自分と会わない人を選んでパニック障害は絶対にいい方向には向きません。
むしろ悪化することだってあります。
自分の感覚で「この人とは合わないな」とか「この人は嫌な感じがする」と思ったら迷わずチェンジすることをおすすめします。
パニック障害の治療で自分と合う人と巡り合えたら
あなたがパニック障害の治療で信頼できる人と巡り合えたら、その人を信用して治療に取り組みましょう。
私は主治医と12年の付き合いです。
周りの人から「12年も通院していて完治しないのだったら、その医者はやぶじゃないの?病院変えたら?」などと言われます。
しかし、わたしは納得しています。
確かに完治していないのは事実です。しかし、その主治医と出会うことで車の運転が出来るようになりましたし、正社員として10年以上も働くことが出来ました。(昨年リストラされましたが・・・汗)
その間に子育てをする事が出来ましたし、何回も家族と旅行に行くことが出来ました。
私は今の主治医を選んだことに満足しています。
私自身、この考え方が重要だと思っています。
パニック障害の治療はパニック発作とそれに伴う予期不安との戦いです。
ただでさえ不安なのだから自分が選択したことくらい信じないとやってられません。
まとめ
今回はパニック障害の治療で出会う人の一部を紹介しました。
最後にこれだけは知っておいて欲しいことを書きます。
マネタイズしてくる相手とは絶対につきあうな!!です。
これは私の失敗経験(へんてこな金の棒と、印鑑の合計50万円)をもとにしているので、全てのパニック障害の患者に当てはまることではないと思いますが、心に留め置いていただいても損はないと思います。
パニック障害になり生活が困窮すると色々な人が自分から離れていきます。
友達も親戚も同僚も・・・
でも失ったものは、必ず同等の何かが得られます。
去っていった人たちは今のあなたには必要のない存在だと思います。
ですから、いまパニック障害になって独りぼっちの方も悲観しないでください。かならず何かが得られますから。
今日の記事でパニック障害で悩まれている方が少しでも楽になれば、良い人たちと出会う事が出来れば幸いです。
にゃはっぴーでした。
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